U-18リーグ、西武台高に敗れ降格圏へ

2016年9月11日(日)、U-18リーグ埼玉県リーグ1部の第14節が行われた。

西高(リーグ7位)は10時から新座市の西武台高第2グランドで西武台高(リーグ3位)と対戦し、0対6(0対2、0対4)で敗れた。この結果、西高は4勝6敗1分けの勝ち点13で順位は8位となり降格圏へ下がってしまった。一方、9位だった市立浦和高は正智深谷高に2対0で勝利し勝ち点を15に伸ばし6位に上がった。7位は勝ち点14の成徳深谷高となった。

西武台高との試合は、西高が前半5分に西武台高にPKを与え先制されてしまう。その後も、西武台高のショートパスをワンタッチで小気味よくつないでくる攻撃に何度もチャンスを作られ、西高は防戦に追われてしまう。前半20分、西武台高がCF目がけて絶妙の浮き具合でパスを送ると、西武台高CFがこれも見事な胸トラップで西高DFと瞬間的に入れ違い楽々と追加点を上げられてしまう。西高もその後は粘り強く守るとともに、反撃を試み何度かシュートチャンスを作り出し前半を終えた。

後半に入ると西武台高の攻撃のスピードが上がる。後半10分に3点目を入れられると西高選手の集中力が切れたのか、西高はこの試合2本目のPKを与え4点目を入れられてしまう。その後、西高のCKがミスキックなると、これを西武台高に拾われカウンター攻撃で5点目を決められてしまう。西高は試合終了直前にも失点し、0対6で大敗を喫してしまった。攻撃面では、後半の西高は運動量が落ちてパスがつながらなくなり、後半20分過ぎまでシュートチャンスも作れなかった。

西高と西武台高の違いは、プレーの正確性。プレーのスピードが上がってもパスがブレずに味方の足元に届く西武台高に対し、西高は早いパスを味方に送るとトラップミスが出てしまい、いい攻撃の形にならなかった。西武台高は守備でも、ボールを失うと失った選手がすぐさまファーストディフェンダーになり、西高の攻撃を遅らせていた。西武台高側の守備の人数が足りなくなるようなシチュエーションは作らせてなかった。西武台高のようなダイレクトパスによる攻撃を真似るのは難しいが、守備の意識を真似ることはできる。次節からでも早速見習ってほしいものである。

なお、次節15節は9月17日(土)に行われる。西高(リーグ8位)は西高OB山口豊監督率いる西武文理高(リーグ9位)と12時試合開始で新座市の西武台高第2グランドで対戦する。1部残留に向け負けられない試合になっており、OB諸氏の応援をお願いする。

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