U-18リーグ、成徳深谷高に勝利し1部残留の可能性を残す

2016年10月8日(日)、U-18リーグ埼玉県リーグ1部の第16節が行われた。

西高(リーグ9位)は11時30分から杉戸町の昌平高グランドで成徳深谷高(リーグ7位)と対戦し、2対0(1対0、1対0)で勝利した。この結果、西高は5勝10敗1分けの勝ち点16で順位を8位に上げた。5位の浦和南高(勝ち点20)から9位市立浦和高(勝ち点16)までは勝ち点4差に5校がひしめき合っており、第16節ではどの高校も1部残留を決められず混戦になっている。西高も他力本願ではあるが残留へ可能性を残した。

試合は両校が中盤で主導権争いをし、どちらもチャンスを作れないまま一進一退の攻防が続いた。前半15分、西高が成徳深谷高の左サイドを破り、西高MFが成徳GKと一対一になりかけるが、成徳GKの飛び出しも素早く、西高がシュートを打てずにボールがこぼれてしまう。それを、フォローしていた西高FWがシュートし、西高が先制点を上げる。西高は先制点の直後にもあわや追加点かというチャンスを得るが、その後は、同点にすべくエンジンをかけた成徳深谷高が主導権を奪って西高を攻め続ける、という試合展開になった。しかし西高もサイドで粘り強くデフェンスをして、成徳深谷高に決定的なチャンスを与えないまま前半は終了した。

後半も一進一退の展開となった。後半15分、西高が成徳深谷高の左サイドをえぐって折り返し、成徳GKも間に合っておらずゴール内へシュートすれば1点というシーンをチャンスを作るが、西高のシュートはバーを越え追加点を上げることができなかった。その後も西高の時間帯が続き、後半20分、西高が今度は成徳深谷高の右サイドを攻略し、中央に折り返すと西高FWが上手く半転したまではよかったがシュートができず、右に走り込んだMFにボールをパスし、受けた西高MFが追加点を上げた。その後、西高は落ち着いて成徳深谷高の猛攻を跳ね返し続け、成徳FWの強引なシュートもブロックして決定機を与えず、1部のリーグ戦で初めて無失点で勝利した。この試合、西高は落ち着いた守備で試合を進めることができたので、この勝利をきっかけに1部残留を果たしてほしいものである。

U-18リーグ埼玉県リーグは、10月15日(土)から高校選手権の埼玉県予選が始まるため、中断される。再開は、高校選手権埼玉県予選終了後になる。次節17節は11月27日(日)に行われる。西高(リーグ8位)は浦和南高(リーグ5位)と杉戸町の昌平高グランドで12時00分試合開始で対戦する。西高は1部残留に向け勝つしかない状況は変わらないので、OB諸氏の応援をお願いするしだいである。

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