【速報】新人大会、埼玉栄高にPK勝ち

平成28年度新人大会南部支部予選は、2017年1月28日(土)に準決勝が行われた。

西高は10時からさいたま市の堀崎公園グランドで、埼玉栄高と対戦し2対2(0対2、2対0、延長0対0、0対0)で延長まで戦っても結着がつかず、PK戦(8対7)で勝利し決勝へ進んだ。

この試合、前半は埼玉栄高のペースとなった。17年度からU-18リーグ県1部に昇格する埼玉栄高は、中盤でのパス回しが冴え西高を攻め続ける。対する西高は、出場停止の選手が出てDF陣を組み替えた影響からか、相手ボールを奪った直後にパスミスを繰り返すなど、中盤でパスがつなげず苦しい試合展開となった。前半15分、西高DF陣の目の前から埼玉栄高選手にシュートを打たれ、これを西高GKがセーブしたが、こぼれ球を押し込まれて埼玉栄高に先制を許してしまう。失点のシーンは、西高も守備の選手の枚数が揃っていただけに、相手選手への寄せが遅れたのは悔やまれた。先制を許した5分後、今度も西高DFがマークについていながら埼玉栄高にシュートを許してしまう。ボールにややドライブがかかったシュートが西高GKの頭の上を越え、埼玉栄高に追加点が入ってしまう。試合は2対0のまま、前半を終えた。

前半効果的な攻めができなかった西高だが、後半に入るとメンバーとシステムに少し手を加え反撃に出た。後半5分、西高FWが相手ペナルティーエリア内をドリブルで進み、折り返しを西高MFがシュートすると、ボールが埼玉栄高DFの手に当たり西高がPKを得る。これを西高MFがきっちり決め、1点差とする。1点返した後、西高が中盤で落ち着いてパスを回せるようになり、西高が攻め続ける展開となった。後半15分、サイドで西高がボールを回し、最後に西高FWがDFラインを突破しようとしたところで、埼玉栄高DFがたまらず西高FWの足を引っ掛けて倒し、この日2回目のPKとなる。これを西高MFが決め同点に追いつく。なおPKを蹴った西高選手は、この試合PKで2得点、PK戦を入れると3回蹴って全て成功させた。その後、西高が追加点のチャンスを得るが、シュートがゴールの枠に飛ばず逆転のチャンスを逸してしまう。前半は埼玉栄高、後半は西高が主導権を握るという試合展開になったが、埼玉栄高も後半試合終了間際に猛攻を見せる。西高も守備に奮闘し、埼玉栄高のシュートをことごとくブロックし跳ね返す。あわや失点かというシーンでは、今度は埼玉栄高のシュートが枠の外へ行き、西高は難を逃れる。試合は2対2のまま、前後半10分ずつの延長戦に突入する。

延長戦は、どちらも1、2年生の若いチームだけに、両チームとも運動量が少し落ちたのか、DFからFWまでのラインが互いに間延びしてしまった。それだけに、どちらかがビッグチャンスをつかむのではないかと思われたが、両チームとも肝心のところでミスが出てシュートが打てず、試合は同点のままPK戦となった。PK戦も9人目まで行く展開になったが、最後は先行の埼玉栄高がポストに当てその後西高選手が決め、PK戦は8対7で西高が勝利した。

決勝は1月29日(日)の10時からRHF駒場で行われ、浦和東高と対戦する。OB諸氏の応援をお願いする。

なお西高は準決勝に進出したことで、関東大会の県予選に出場する権利を得ていたが、決勝戦に進出したことで、新人大会埼玉県大会に南部支部の代表校として出場する権利も得た。

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