【速報】新人大会、浦和東高にPK勝ち。南部支部1位で県大会へ

平成28年度新人大会南部支部予選は、2017年1月29日(日)に決勝が行われた。

西高は10時からさいたま市のRHF駒場で浦和東高と対戦し、1対1(1対0、0対1、延長0対0、0対0)の同点のまま前日に続きPK戦となり、PK戦を5対4で制し南部支部予選1位となった。

この試合、西高は幸運な形で先制点を得る。前半5分、攻められていた西高が大きく東高ゴールめがけてクリアーする。東高GKがプレスをかけにきた西高FWをいなしてからボールを流したところでキャッチしようとするうち、ボールがゴールに入ってしまった。幸運な先制点を得た西高だったが、その後は、早いテンポでパスを回す東高に中盤の主導権を取られ、攻められてしまう。ただ、前日の埼玉栄高ほど東高のプレッシャーがきつくないので、西高も東高ボールを奪うとカウンター攻撃を繰り出す、という展開になった。前日の反省からか、西高選手も前半から動きのペースを上げていて、東高に決定的チャンスを与えなかった。このままで終るかと思われた前半終了間際、東高選手がCKからのボールをPKマーク付近でドンピシャリのタイミングでヘディングシュートを放つ。一瞬、やられたと思うような勢いのあるシュートが飛んだが、ボールはいいポジションにいた西高GKの懐に収まっていた。ピンチをしのいだ西高が、1対0で前半を終える。

後半も早いテンポでパスを回す東高の攻撃を、西高が跳ね返してカウンター攻撃をかける、という前半同様の展開となった。残り時間が10分になったところでリードされている東高が、攻撃の圧力をさらに強めてきた。ここで西高選手の意識がやや「守り」に入ってしまったのか、東高ゴールへ迫ろうという姿勢が見られなくなり、ゴール前で相手の放り込んできたボールを跳ね返そうとするシーンが目につくようになった。残り7分、西高ゴール前へ送られたセンターリングに東高選手が頭で合わせ、西高は虎の子の1点を守りきれず同点にされてしまう。この後、西高も選手を交代し反撃に出るが、追加点は奪えないまま後半が終了する。

延長戦は、両チームとも要所要所でミスが目立ち、得点が入りそうな決定的チャンスを作れないまま、10分ずつの前後半が終わった。延長戦はどちらかと言えば、2日続けて延長を戦った西高に不利なように見えたが、その後のPK戦では逆に有利に作用した。PK戦は、2人目に西高GKが東高のキックを止め、相手にプレッシャーをかけた。8人目まで行ったPK戦は、最後は西高が5対4で制し、新人大会の南部支部予選1位となった。

今日の対戦相手・浦和東高も、17年度はU-18リーグ県1部に昇格する。西高はこの新人大会の南部支部予選で、県リーグ2部校相手に2勝、1部校相手には2引き分け、という結果だった。16校で争う県大会では、シードされていた他の1部校も登場する。そういう地力のあるチームと西高がどのように戦うのか、31日(火)の抽選が大変に楽しみである。なお、新人大会の県大会は、17年2月4日(土)、5日(日)、12日(日)、18日(土)の4日間にわたって行われる。OB諸氏の応援をお願いする。

なお、この試合の写真は保護者会のHPをご覧下さい。

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