【試合評】U-18リーグ、対越谷西高戦

2017年の高円宮杯サッカーリーグ埼玉県リーグは、5月7日(日)に第4節が行われた。2部Aリーグの西高(2位)は、7日の12時からさいたま市の浦和南高グランドで、越谷西高(4位)と対戦し2対0(0対0、2対0)で勝利した。この結果、西高は4勝0敗の勝ち点12で、順位は浦和学院高に次いで2位は変わらなかった。

試合は前半、西高は越谷西高に対して優位にボールをキープすることは出来ていたが、越谷西高のサイドバックの裏側のスペースを突くことが出来ず、決定機を作れないまま時間が過ぎていった。一方で、3月に完成したばかりの浦和南高の真新し人工芝に足を取られる場面が見られるなど、西高はDFラインのボール廻しが安定せず、時折、DF間でミスが出て越谷西高にチャンスを与えてしまうという展開で、前半は得点を上げられないまま終った。

後半に入り西高は、しだいに越谷西高の両サイドバックの裏側に侵入することができるようになった。後半13分、西高MFが味方とのパス交換からペナルティーエリア内にドリブルで侵入すると、越谷西高DFがたまらず後ろ側から足を出して西高MFを倒してしまう。これで得たPKをきっちり決め、西高が先制する。その後、一進一退の攻防が続く中、後半20分、西高が自陣内で得たFKを下がってきたFWへつなぎ、そこからMFにつないでMFがシュートすると、これが鮮やかに決まり西高が2対0とリードを広げる。その後も西高が何度もチャンスを作るが、越谷西高GKのファインセーブに阻まれたり、シュートをバーの上にふかしてしまったりして、西高は3点目を上げることができなかった。一方、後半の西高の守備に関しては、前半の不安定さは修正されていた。何本かシュートは打たれたものの、越谷西高の選手にフリーで打たれたものはなく、相手に体を寄せる守備は出来ていた。西高としては欲を言えば3点目が欲しいところではあったろうが、無失点で越谷西高に勝利出来たのは評価に値する。

なおU-18リーグは、5月14日(日)に第5節が行われる。西高は、12時00分試合開始で国際学院高と、新座市の西武台高第2グランド(新座市大和田3-10)で対戦する。OB諸氏の応援をお願いする。

2017年3月に完成したばかりの浦和南高の人工芝グランド

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