【速報】選手権予選、春日部東高に勝利しベスト8へ

 第96回全国高等学校サッカー選手権大会の埼玉県予選が2017年10月14日(土)から始まった。本年の高校総体埼玉県代表となった西高は、第2シードとなり本日28日(土)の3回戦から登場した。西高は、春日部東高と28日(土)の12時30分から杉戸町の昌平高グランドで対戦し、3対1(1対0、2対1)で勝利し準々決勝へ進んだ。
 準々決勝は、11月5日(日)の11時35分から駒場スタジアムで行われ、西高は前年代表の正智深谷高と対戦する。総体に続き高校選手権の出場権を獲得できるよう、OB諸氏の熱い応援をお願いする。

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【試合評】
 選手権予選初戦の西高に対し、春日部東高は2試合に勝利して今日の試合に臨んでおり、難しい試合展開が予想された。しかしその予想を覆すかのように、西高は試合開始から春日部東高エンドで積極的にプレッシャーをかけボールを奪いに行った。だが西高は相手エンドでボールを奪いチャンスは作るが、フィニッシュで慎重になり過ぎたのか、ゴールする確率の高い味方を探し続けて結局はシュートできないまま終わる、ということを繰り返した。また前半は春日部東高のDF陣とMF陣が引いて守っていたこともあり、西高はなかなか決定機を作ることができなかった。前半も残り10分ほどとなった31分、春日部東高が攻め込んできたところで西高がボールをカットし、カウンター攻撃から春日部東高のサイドを攻略しグランダーで折り返すと西高FW高橋岬生が相手GKの動きを見て、ペナルティーエリアの外側から冷静にGKの動きとは逆のサイドにボールを流し込み先制点を上げた。前半は、西高が1対0で終えた。
 後半は、開始1分で西高が追加点を奪いスコアーを2対0とした。西高MF加藤淳志のスルーから1年生MFの石山凌太郎がシュートを決めた。さらに攻め続けた西高は、後半17分、CKからFW高橋岬生がヘッドでこの日2点目のシュートを決め、3対0と勝負を決定づけた。その後は、西高が前線の選手を全員替えたこともあり、しだいに春日部東高に反撃を許すようになった。後半32分、西高が4点目を取ろうと前がかりになったところで、春日部東高にボールを奪われカウンター攻撃を浴びた。西高エンドの深い位置まで春日部東高に攻め込まれ、一旦は西高選手がボールを奪い返したのだが、クリアーせずにドリブルでボールを持ち出そうとしたところを春日部東高のサイドの選手に止められ、絶妙なセンターリングを上げられてしまう。それを春日部東高選手にヘッドで合わされ、西高は1点返されてしまう。それまでやや相手ペースの展開が続いていたことや試合の残り時間を考え、西高選手は一度クリアーして相手の攻撃を切っておく必要があった。しかしこの後は、西高が春日部東高の攻撃を慎重に抑え、選手権予選初戦を3対1で危なげなく勝利した。

 次戦、準々決勝の相手は3年連続で選手権出場を狙う正智深谷高に決まった。今日の西高は、試合の入りからハイペースだったことや初戦ということで久しぶりの試合となったこともあるのか、後半残り10分間は相手校よりもやや運動量が落ちてしまった。正智深谷高と戦うことを考えると、これからの1週間で、残り10分間を走り切れるよう練習でコンディションを上げてもらいたいものである。

 なお選手権予選3回戦の試合の様子がネットのサッカーメディア、高校サッカードットコムや埼玉サッカー通信で報道されています。「保護者会のHP」からご覧下さい。

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