西高女子、新人大会は久喜高に敗れ4位

平成28年度埼玉県高校女子サッカー新人大会の決勝戦と3位決定戦が、2017年2月12日(日)、前後半30分ずつの試合形式で行われた。3位決定戦に廻った西高女子は、12時40分から東松山市の岩鼻陸上競技場で、久喜高と対戦し1対2(0対2、1対0)で敗れた。

強風の中で行われた3位決定戦は、全ての得点が風下側のゴールで記録されるという、女子にとっては劣悪な条件下での試合となった。試合は最初、風下の西高女子がパスをつなぎ久喜高を押し込むという、西高女子にとっては非常にいい入りになった。しかしその後、風上の久喜高が西高サイドでプレーする時間が長くなり、西高が久喜高にFKを与えてしまう。久喜高選手が蹴ったボールが、風の勢いもついたのか西高ゴールにそのまま入り、西高女子は先取点を取られてしまう。その後、久喜高選手がピッチ中央をドリブルで進みシュートを放つと、これが良いコースへ飛び西高は2点目を失う。その後、西高女子も反撃し、前半27分に西高FWがGKと1対1になる決定機をつかむが、西高FWのシュートに久喜高GKが果敢に飛び出し身体でブロックして、前半は0対2と久喜高リードで終了する。

後半もやはり、開始早々は風下の久喜高が西高ゴールを攻め立てたが、次第に風上の西高女子が主導権を奪って久喜高ゴールへ迫る、という展開になった。後半15分、風が強いことを計算に入れて西高FWが放ったミドルシュートが、上手く久喜高GKの頭上を抜き西高女子が1点差に迫る。その後も西高女子が再三CKを得てチャンスを作るが、久喜高も堅いディフェンスで得点を許さない。後半25分、西高女子はキャプテンがロングシュートを放つと、ゴールなるかと思われたが久喜高GKが思い切り手を伸ばして触れると、ボールはバーに当たってゴールの上側に外れていった。試合はこのまま終わり、西高女子は1対2で惜しくも敗れた。試合は全体を通してみると展開としては五分五分と言えたので、西高女子が作った得点機を執念のゴールキーピングで2度も防いだ久喜高GKを褒めるべき試合であった。なお、決勝戦は花咲徳栄高が本庄第一高に1対0(1対0、0対0)で勝ち、優勝を飾った。

西高女子の新人大会は、優勝した花咲徳栄高には大量失点してしまったが、どの大会でもベスト4入りしている久喜高とは互角の戦いをしていたこともあり、春から始まるインターハイ予選に希望が持てる大会になったと言える。今後は、3年ぶりの頂点を目指して練習に励んでもらいたいものである。

カテゴリー: ニュース(女子) パーマリンク