U-18リーグ、正智深谷高に惜敗

高円宮杯U-18サッカーリーグ埼玉県リーグ1部の第4節が、5月8日(日)に行われた。

深谷市の埼玉工大グランドで正智深谷高と対戦した西高は、1対2(1対1、0対1)で惜しくも敗れた。

試合は前半早々に動いた。前半10分、正智深谷高FWがMFからの柔らかなスルーパスに反応しシュートを決める。一方、西高もその2分後にCKからヘディングシュートを決め、試合を振り出しに戻す。その後、西高攻撃陣は3回の決定機を迎えるが、シュートを3本とも相手GKに防がれ、追加点を上げることは出来なかった。一方、守備陣は正智深谷高にボールキープは許すものの、失点後は粘り強い守備で正智深谷高に決定機を作らせないまま、前半を終えた。

後半に入って大きなチャンスを初めに迎えたのも西高だった。ゴール前からのFKは惜しくも決まらず。その後の攻めでも、ミドルシュートがバーをわずかに超えるなど、惜しいシーンが続いた。一進一退となった試合を何とかしようと、互いに選手交代を行い、追加点を狙いに行った後半30分過ぎ、西高が細かいパス交換から正智深谷高ゴールエリア内に侵入すると、正智深谷高DFも捨て身のタックルでシュートをブロックする。この西高のCKからの攻めをしのいだ正智深谷高が、逆に鋭いカウンターアタックを繰り出し、人数が少なくなっていた西高DF陣を切り裂き、決勝点を挙げた。

西高は市立浦和高戦と同様、試合を通して積極的にプレスをかけに行った。リーグ1、2戦には見られなかったこの積極姿勢は、西高が1部リーグのサッカーに徐々に適応しつつあることを示すとともに、チーム力の向上を感じさせた。一方で、正智深谷高は後半途中で大柄なCFをスピードのあるFWに替え、さらに失点の直前にはキャプテンと交代で小柄なFWを投入してきた。西高は、このFWのスピードのあるドリブルから決勝点を奪われてしまった。正智深谷高の速さで局面を打開するという戦略に、西高は対応することが出来なかった。今後は、相手の戦略変更へ即時に対応する力が、要求される。それが身につけば、1部でも勝ち点を積み上げられるようなるはずであり、期待したい。

次の第5節は5月15日(日)に行われる。西高は、10時から新座市の西武台高第2グランドで西武台高と対戦する。OB諸氏の応援をお願いする。

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