【速報】U-18リーグ、成徳大深谷高に快勝

 2018年の高円宮杯U-18サッカーリーグ埼玉県リーグは、本日2018年9月2日(日)に第13節が行われた。2部Aリーグに属する西高は、飯能市の聖望学園高下川崎グランドで11時30分から成徳大深谷高Bと戦い、3対0(1対0、2対0)で快勝した。この結果、西高の成績は8勝4敗1分の勝点25で3位を守った。

 西高は、前節慶応志木高戦と同様に、前半開始から積極的に主導権を握り、成徳大深谷高サイドでボールを動かした。開始3分、西高はロングキックからCFが抜け出し決定機を掴むが、最後は成徳大深谷高DFの必死のスライディングでシュートをブロックされてしまう。前半20分には、FKから短くつないでまたもCFが抜け出し決定機を作り出すが、シュートがわずかに左に外れてしまった。その後は、両チーム一進一退の攻防を繰り返すが、前半38分、西高選手がサイドを破りドリブルでペナルティーエリアに侵入し折り返すと、西高MFがしっかり詰めサイドキックで強シュートを成徳大深谷高ゴールへ突き刺し、先制した。前半の西高は前節の守備の不安定さを改善し、成徳大深谷高に攻められてもペナルティーエリア内への侵入は許さなかった。また成徳大深谷高FWを意識的にオフサイドかけるなどして、西高は前半を1対0で終わらせた。

 西高は前半ややハイペースだったのか、後半は同点を狙ってギアを一段上げてきた成徳大深谷高の攻撃への対応に追われる。攻撃を跳ね返すだけになり、西高は奪った後にボールをつないでカウンター攻撃をすることができなくなった。西高は中盤の選手を立て続けに交代し、相手のペースになってしまった流れを変えようと試みる。ここから西高もシュートまで持ち込めるようになり、後半29分には、FWのいい落としから西高選手がペナルティエリアの角から強烈なシュートを見舞う。ゴールかと思われたシュートは、成徳大深谷高GKにファインセーブされてしまった。そのすぐ後、後半31分には、今度は成徳大深谷高に決定機を作られてしまう。このシュートは西高GKがなんとか触って弾き出す。後半36分には、CKの崩れからフリーでいた成徳大深谷高選手にボールが渡ってしまうが、シュートは西高DFが飛び込み何とかブロックする。後半39分、西高は嵩にかかって攻め込む成徳大深谷高のボールを自陣内で奪い、前がかりになっていた成徳大深谷高DF陣の裏へ絶妙なスルーパスを通した。西高MFがそこへ走り込んで2点目を奪い、試合の行方を決定づけた。後半ロスタイムにはCKから3点目をとり、前期は敗れてしまった成徳大深谷高にリベンジすることができた。
 本日の勝因は、後半開始から20分ぐらいまで、自分たちが試合の主導権を握れない時間に失点せずに耐えられたことである。西高は前節の連続失点を反省し、相手に体を寄せた粘り強い守備ができていた。また攻撃では相手のスキを突いたり、相手が予想していない攻め手を出せるようになってきたことがある。本日の3点目にはそれらが凝縮されていた。

 U-18サッカーリーグの第14節は、9月8日(土)に行われる。西高は、11時30分から深谷市の埼玉工大グランドで正智深谷高Bと対戦する。リーグ戦2位と3位のチームの対戦であり、順位に大きく影響することになる。OB諸氏の応援をお願いする。

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