【速報】U-18リーグ、順位決定戦に勝利し1部復帰!

2018年の高円宮杯U-18サッカーリーグ埼玉県リーグ2部の順位決定戦が、12月1日(土)に行われた。2部Aリーグ3位の西高は、Bリーグ3位の国際学院高とさいたま市の駒場サブグランドで、5・6位決定戦を戦い、5対3(2対2、3対1)で勝利した。この結果、西高は2部の5位となり、来年度の1部リーグ昇格が決定した。西高の1部リーグ参戦は3年ぶり。

試合は開始早々から動いた。前半8分、西高FWがボールキープからタイミングを見計らってMFにパスを通すと、一度目のシュートは国際学院高GKに止められるがこぼれ球を再度シュートし、西高が先制する。その直後には、西高FWが今度はダイビングヘッドを見舞い決まったかに見えたが、これは相手GKがファインセーブで弾き出した。その後も西高が攻勢に出て、前半23分には、右サイドの展開から最後は西高CFが2点目を決め国際学院高を突き放した。ここで西高選手に気の緩みが出たのか、前半33分に国際学院高に1点返されると、試合の主導権は国際学院高に移ってしまう。前半40分には、国際学院高にゴールネットを破かんばかりの弾丸シュートを決められ、前半は2対2で終わった。
後半も試合は国際学院高にボールをポゼッションされ、西高はなかなかチャンスを作れない展開となった。後半16分、西高が攻めていたところから国際学院高のカウンター攻撃に合い、西高CBがペナルティーエリア直前でなんとか止めたが、これで警告を受けてしまう。さらにこのFKを国際学院高に直接決められ、西高は2対3と逆転されてしまう。その後も、西高が同点を狙い前掛りになり過ぎたところで、またもや国際学院高のカウンター攻撃を喰らいGKと1対1となるシーンを作られるなど、西高は何度もピンチを迎える。この1対1は、西高GKが必死のセーブで防いだ。西高が追加点をやらずに我慢して守っていると、次第に西高の攻撃する回数が増えていった。後半38分、交代で入った西高選手のロングスローから、西高がボールを逆サイドまで展開し、その折り返しを西高FWが決め、起死回生の同点弾となる。こうなると、控え選手を含め西高サイドが俄然活気づいた。後半40分には西高が逆転シュートを決める。さらに後半44分には、西高が5点目を上げ勝負を決定づけた。

本日の西高は、試合内容は決して褒めらるものではなかった。逆転された直後には、国際学院高のシュートがポストに当たって得点にならなかったなど、幸運に恵まれた面もある。ただ、本日の試合は、内容よりも結果が求められていた。試合に出場している選手と応援に回った選手を含め、チーム全員が逆転されても諦めずに粘り強く戦ったからこそ、運も味方したに違いない。とりわけ、現3年生が最後の試合で最上級生としての責任を果たし、1部リーグへの自力昇格をつかんだことは大いに賞賛したい。そして新チームのメンバーは、3年生から贈られたプレゼントを無にすることなく、来年度1部リーグで好成績を残せるよう猛練習を積み重ねてほしい。

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