【速報】U-18リーグ、国際学院高に敗れ、前期終了

 2019年7月20日と21日に、高円宮杯U-18サッカーリーグ埼玉県リーグの前期最終節が行われた。西高は1部リーグの第9節を、本日7月21日(日)の18時30分から加須市のSFAフットボールセンター(旧騎西高校、加須市騎西598-1)で、国際学院高と戦い1対4(0対3、1対1)で敗れた。これで西高の成績は1分8敗勝点1で、前期を最下位で終えた。

 試合は国際学院高ペースで始まった。開始早々、国際学院高に2本たて続けにCKを取られ、2本ともいいボールを蹴られあわや失点かと、西高は肝を冷やすようなシーンを作られてしまう。西高は15分過ぎまでに、CK、FKを3本ずつ取られた上、シュートも3本浴びてしまう。15分過ぎまで防戦一方となった西高は、ようやく前半23分、2本目のCKを取るとゴール前で混戦に持ち込むが、ボールをゴールに押し込むことはできなかった。その5分後、前半28分、国際学院高にサイドを破られシュートを打たれてしまう。これは西高が一旦は防ぐが、こぼれたボールを拾われ最後は国際学院にシュートを決められてしまう。その後、前半37分には、国際学院高にセンターリングを頭で合わされ2点目を献上してしまう。さらに前半43分には、国際学院高選手にサイドからドリブルで切れ込まれ、シュートをきれいに反対サイドへ蹴り込まれ、0対3と勝負を決められてしまう。

 後半、西高は始まってからすぐに、2選手を交代させる。交代で入った2選手がいいシュートを連続して放ったが、1本目は国際学院高GKにナイスセーブされ、2本目のループシュートはフィスティングで逃れられてしまい、ゴールにならない。後半21分、西高が鮮やかなシュートを決め、追撃を開始する。なかなか追加点を取れないでいると、後半38分、西高が攻撃に出たところでボールをカットされ、そこからあっと言う間に西高GKとの1対1に持ち込まれ、国際学院高に4点目を入れられてしまう。

 前期リーグを振り返り、初戦の西武台高戦を除いて、西高は強度の高い守備をすることができなかった。選手一人一人が自分が対面する相手選手を止めることができていないため、西高は大量に失点してしまう。前期を終わり、1部リーグで失点が30点以上のチームは、西高だけである。リーグ戦の上位2高の失点は1桁台であり、差は歴然としている。西高選手は、2戦目の昌平高戦、3戦目の武南高戦と大量失点しているにも関わらず、たまたま得点が取れ結果としては1点差の試合が続いたことで、自分たちの守備の弱さ、もっと言えば1対1の弱さに目をつぶってしまった。この1対1の弱さを少しでも改善しないと、後期リーグでも大量失点を重ねることになる。リーグ戦だけでなく、トーナメント戦の高校選手権予選でも、リーグ1部校に勝たなければ良い結果を得ることはできない。そのためにはロースコアで最後まで均衡した試合展開に持ち込まなければならないし、強度の高い守備をすることが不可欠である。西高選手が今週から始まる合宿で、この1対1の弱さを改善してくれることを望みたい。

 U-18リーグは、前期を終了し高校総体のため、一時中断する。後期リーグは8月19日(月)から再開される。西高は、8月20日(火)の9時30分からさいたま市の堀崎公園グランドで、高校総体県代表の西武台高と対戦する。OB諸氏には、1部リーグ残留を目指して戦う西高へ、熱い応援をお願いする。

カテゴリー: ニュース パーマリンク