【速報】U-18リーグ、西高は市立浦和高に完敗

 2019年9月22日(日)、高円宮杯U-18サッカーリーグ埼玉県リーグ1部の後期第8節が行われた。西高は、さいたま市の浦和南高グランドで11時30分から、市立浦和高と対戦し1対5(1対2、0対3)で逆転負けを喫した。西高の成績は、1勝14敗1分けの勝点4。西高の次のリーグ戦(後期第7節)は、9月29日(日)の11時30分から、杉戸町の昌平高グランドで浦和学院高と対戦する。OB諸氏には熱い応援をお願いする。

 試合は、西高が先制して始まった。前半13分、西高FWがカウンター攻撃で抜け出し、市立浦和高GKも交わしてボールをゴールに流し込んだ。給水タイム後の前半27分、市立浦和高左MFにDFラインの裏へ抜け出され、ドリブルから折り返され、それをゴール正面から決められ同点に追いつかれてしまう。前半41分、西高のCKからヘディングシュートが外れると市立浦和高が逆襲し、最後は市立浦和高左MFにドリブルからカットインされシュートを決められ、西高は逆転されて前半を終えた。

 後半は互角の展開。市立浦和高にサイドを崩されセンターリングされるも、合わせる相手選手がおらずボールがゴール前を横切って、西高は命拾いした。一方、西高も交代したMFがいいセンターリングを上げるも、誰も飛び込まずチャンスをものにできない。その後、市立浦和高にこの試合2枚目のイエローカードが出たところで、給水タイムになる。後半30分、西高の攻撃を中盤でカットした市立浦和高がアバウトなサイドチェンジのパスを放り込むと、小さくなった西高のクリアーをまたも市立浦和高左MFに拾われドリブルからシュートを決められ、リードを広げられてしまう。その3分後には、西高が市立浦和高にPKを与えてしまい、3点差とされ勝負が決してしまう。後半43分には、市立浦和高にサイドをえぐられ、センターリングからヘディングシュートを決められ、西高は5失点と完敗してしまった。

 この試合の前までの両校のリーグ戦でのデータを比べると、市立浦和高は15戦して8点とリーグ最小得点だが、失点は25失点でリーグ6位、総合順位は9位。対する西高は15得点でリーグ8位の得点数だが、失点は市立浦和高の倍近い49失点とリーグ最多失点で、最下位の10位。本日の試合は、西高がデータ通り堅い市立浦和高の守備網を崩せずにいると、これもデータ通りに西高の守備に穴が生じてしまった、ということである。市立浦和高からすれば理想的、西高からすれば最悪の試合展開となった。その原因は、西高選手がドリブルに入ると二重三重に守備に入りかつ粘り強く守る市立浦和高に対し、西高選手は足先だけかつ淡白な守備という守備意識の差。市立浦和高選手に一旦アタッキングサードに侵入されると、西高は止められず次々にピンチを招いてしまった。

 次週の浦和学院戦は、高校選手権予選前に行われる最後のリーグ戦になる。西高は、全員で体を張った守備を見せ、選手権予選へ士気が上向く試合をしてほしいものである。

 

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