【速報】高校選手権予選1回戦、川越東高に勝利

第98回全国高等学校サッカー選手権大会の埼玉県予選は、台風19号のため日程が変更になり、本日2019年10月14日(月・休日)に1回戦が行われた。西高は、川越市の川越東高(川越市久下戸6060)グランドで川越東高と対戦し、3対1(2対0、1対1)勝利した。
 2回戦は、10月20日(日)の15時30分から深谷市の埼玉工業大グランドで、熊谷高と対戦する。OB諸氏の熱い応援をお願いする。なお詳しいトーナメント表は「こちら」をご覧下さい。

 試合は初戦ということもあり、西高には硬さが見られた。試合序盤はパスが回らず、なかなか自分たちのペースを掴めなかった。前半10分を過ぎてようやく最初のシュートを放つと、前半14分に西高は、MFがサイドを崩してゴール前にボールを送り、それを西高FWが技巧的なシュートで上手くコースを変え、先制点を上げる。ここから、西高は硬さがほぐれたのかパスが回り始め、3本のシュートを放った。その後、前半36分にはもう一人のFWがミドルシュートを決め、川越東高を突き放した。

 後半は西高ペースで始まった。FK、CKを取りそこからシュートを放つと、3本目のCKの後には、西高FWが決定機を演出するが、詰めて来た選手がシュートを外してしまう。その後、西高MFが目の覚めるようなミドルシュートを放ったが、これは川越東高GKのセーブにあって得点できなかった。西高が、勝負を決する3点目を取れずにいると、後半15分、西高は川越東高にパスをつながれ、最後は相手選手をフリーにしてしまいゴールを許してしまった。2対1になったことで試合は川越東高ペースに移った。西高はCKの崩れから川越東高に強烈なシュートを打たれてしまうが、今度は西高GKがファインセーブでCKに逃れた。川越東高の攻撃に耐える時間が続いた西高だが、後半29分、スピードに乗ったサイド攻撃から最後はボールをゴールへ流し込んで3点目を上げ、ようやく勝負を決めた。

 トーナメント戦の1回戦は硬くなるのは仕方がないが、本日の西高は、声を掛け合って自分たちでペースを手繰り寄せようという努力が、あまり見られなかった。失点した後は、全員が意気消沈しているように見えた。上手くいっていない時ほど、周囲を鼓舞するリーダーが必要なのだが、この試合では誰もリーダーになろうとしていなかった。リーダーになる選手がいないのなら、次の試合では、一度も相手を止められずにシュートを打たれた失点シーンを反省し、出場している一人一人が「マークをする相手を止める」という強い気持ちを見せてほしいものである。

カテゴリー: ニュース パーマリンク