4月4日、第35回浦和カップ高校フェスティバルは最終日、浦和駒場スタジアムで決勝戦が行われた。
30年ぶりに決勝へ進出した西高は、三菱養和SCユースと戦い0対1(0対0、0対1)で惜しくも敗れ、初優勝はならなかった。
決勝戦は、両チームが中盤での主導権争いに終始し、ゴール前での攻防が少ない試合となった。そんな中、後半20分、西高の攻めを防いだ三菱養和がロングボールでカウンターを仕掛ける。DFラインをハーフライン近くまで上げていた西高は、三菱養和FWが一人フリーになって抜け出そうとするのをDFが何とかボールを奪い、ピンチを脱したかに見えた。しかし、DF陣が奪ったボールをパスミスし、再度、三菱養和の攻撃を受け失点してしまった。この1点が決勝点となり、西高の優勝はおあずけとなった。
今回の浦和カップでは、30年ぶりの決勝進出ということで、西高の実力は示せた。しかし、カウンター攻撃への警戒、ボールを奪った後のつなぎ、2度続けて集中力を欠けば失点を喫するのは当然である。今後は部員全員の集中力を高め、インターハイ予選では良い結果を出せるよう練習に励んでもらいたいものである。