2016年8月29日(月)、U-18リーグ埼玉県リーグ1部の第12節が行われた。
西高(リーグ7位)は10時からさいたま市のRHF駒場グランドで市立浦和高(リーグ9位)と対戦し、0対1(0対1、0対0)で敗れた。この結果、西高は4勝6敗1分けの勝ち点13で順位は7位と変わらなかったが、8位の西武文理高と9位市立浦和高がともに勝ち点を9に伸ばしたため、差は4と縮まってしまった。
試合は前半10分、西高は市立浦和高にパス交換からサイドを崩され、ゴール前に折り返されたボールを難なく決められてしまう。25分の給水タイムまでは、市立浦和高のボールへの寄せの早さに負け、西高はチャンスを作れないまま終わってしまった。給水後は市立浦和高の出足が鈍り、何度かチャンスを作るが得点には至らず、前半を終了する。
後半も決定的な得点機にシュートを思ってもいない方向に外すなど、西高はどうしても得点を上げられない。給水タイム以降は、焦りもあってか同点を狙って前がかりになる西高に対し、守りに徹しながら逆襲の機会をうかがう市立浦和高に決定機を作られてしまう。最後まで西高は、市立浦和高のゴールをこじ開けることができず、痛い敗戦を喫してしまった。
市立浦和高戦は、サイドでボールを回させても真ん中には入れさせないという、市立浦和高の守備戦術にはまってしまった点に敗戦の一因があった。西高は、良いタイミングで中盤からFWへくさびのパスを入れ、いったん市立浦和高DFを真ん中へ寄せてからサイドに展開してゴールライン際をえぐる、という攻めができなかった。そして何よりも、負けると1部残留が厳しくなることを理解し鋭い出足を見せた市立浦和高選手の気迫に、西高の選手が負けてしまったことが大きな敗因と言える。それと後期リーグに入り3戦して、西高は毎試合前半に失点を喫している。自分たちのリズムがつかめない時も失点せずに耐える、ということができないようだと、西高の1部リーグ残留は厳しくなってしまう。次節以降の改善を期待したい。
なお第13節は9月3日(土)に開かれる。西高(リーグ7位)は10時00分から本庄市の埼玉工大グランドで正智深谷高(リーグ4位)と対戦する。OB諸氏の応援をお願いする。