【速報】U-18リーグ、西高は武南高に惜敗

2019年8月28日(水)、高円宮杯U-18サッカーリーグ埼玉県リーグ1部の後期第3節が行われた。西高は、さいたま市の堀崎公園グランドで9時30分から武南高と対戦し、2対3(0対2、2対1)で惜しくも敗れた。U-18リーグ後期第4節は、8月31日(土)に行われる。西高は、深谷市の埼玉工大グランドで、11時30分から成徳深谷高と対戦する。OB諸氏には、熱い応援をお願いする。

 武南高戦は、先週の金曜日に昌平高に7点を奪われてしまった西高が、どんな守備をするかが焦点の試合だった。前半15分間は一進一退の攻防となった。そこから西高が攻撃に出た。前半17分、西高FWがサイドを破りセンターリングで決定機を作るが、ゴール前に詰めた選手がシュートを押し込めず、得点することはできなかった。続けて前半20分にも、西高がCKからチャンスを作るがここもシュートを決めることができなかった。前半の前半は、西高の方がより多くチャンスを作っていた。しかし給水タイム後は、先週と同様に武南高のボールホルダーへの寄せが甘くなり、カウンターからスルーパスを通され再三ピンチを招くこととなった。前半28分、武南高にCKを取られると、武南高のCBに西高選手が誰も競らず、易々とヘディングシュートを決められてしまう。その3分後にも武南高にロングシュートを決められ、差を2点に広げられてしまう。どちらも西高選手の安易なボールロストからのカウンター攻撃が起点になっており、次週には改善をしなければならない。西高も、前半38分、39分とビッグチャンスを作っただけに、前半の2失点が悔やまれた。

 後半、追いつかなければいけない西高が攻めに出た。後半5分には西高FWのシュートを武南高GKが弾いて難を逃れる。そのCKを、一度は武南高にクリアーされるも、西高がボールを拾ってサイドで組み立て直し、センターリングから西高がシュートを決め1点を返す。後半18分には、西高がFKからヘディングシュートを打つも、ゴールの枠を捉えきれない。その直後の後半20分、武南高にカウンター攻撃からサイドで起点を作られ、最後は武南高CFにシュートを決められ、結果としてこれが決勝点になってしまった。この得点シーンでも西高CBは2人ともその場にいた。しかし、パスをする武南高のボールホルダーへ西高MFが寄せ切れていないため、CBも武南高FWとの間合いを詰めることができなかった。その後、ロスタイムに西高がCKの崩れから粘ってチャンスを作り、最後はヘディングシュートを決めたが、反撃もここまでだった。

 先週の大敗に比べれば、西高の試合内容は改善されていた。それだけに、勝点を上げられなかったことが残念でならない。気になったのは、前半の給水タイム後から、守備に回った際に相手選手への寄せが1歩遅れ始めたこと。次週は、集中力と予測を高め、相手への詰めを速めてもらいたい。

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