【重要】2020年度幹事会が開かれ、人工芝化が話し合われる

 2020年10月3日(土)15時から浦和西高50周年記念館で、2020年度のサッカー部OB会の「幹事会」が開かれた。今井敏明会長、野間薫、林昭雄両副会長を始め、監事1人と幹事16人、オブザーバー参加の女子サッカー部卒業生2人と河野秀和事務局長と市原雄心監督の合計24人が参加した。その中には、遠山茂元会長もおられた。

 冒頭、今井会長の挨拶に続き、今井会長を議長に選出し議事が進行された。初めに、河野事務局長から2020年のOB会活動は、新型コロナウィルスの流行拡大により正月の「初蹴り」と2月の「若手4校交流会」のみ実施し、11月3日(火・祝日)に35歳以上の「4校交流会」が開催されることが報告された。続いて市原監督から、コロナ禍で6月まで休校が続き7月からやっと部活動を再開したこと、そのため例年に比べると体力が充分ついたとは言えない状態で、11日(日)からは高校選手権の埼玉県予選に臨まなければならないという、現役チームの状況が報告された。

 その後、「グランドの人工芝化を西高へ請願する」件が審議事項として話し合われた。まず河野事務局長から、さいたま市により2018年に市立浦和南高のグランドが人工芝化され、21年には市立浦和高も人工芝化される予定であること。さいたま市が市立高校のグランドを人工芝化する一方で、県立高校は139校もあり埼玉県が県立高校のグランドを人工芝化するのは予算的に難しく、県立浦和高は19年10月からグランド人工芝化のために「埼玉県教育環境整備基金」を利用し、寄付集めを開始したことが報告された。今井議長からは、4校会の中で取り残されてしまった感のある西高がサッカーグランドの人工芝化を進めるには、OB会で寄付を集めるしかないと思うので幹事の意見を聞きたい、という提案がなされた。黒須監事がふるさと納税のひとつである「埼玉県教育環境整備基金」の利点を説明した後、出席者全員がそれぞれの考えを述べ、質疑応答が活発に行われた。

 林副会長からは「サッカー部OBとしてではなく現役の高校長として考えると、人工芝化のための資金集めと人工芝化した後のメンテナンスを含め、OB会から精緻な実施計画が提示されないと学校は決断できない。その精緻な計画を持って、(西高が)埼玉県教育局の承認を得る必要がある。承認を得るには、なぜ西高に人工芝が必要なのかという問いに、説得力のある答えが必須となる」、と行政側の考え方が説明された。

 最後に、野間副会長から「人工芝化は本気でやらなければ実現できない。この後『グランドの人工芝化を西高へ請願する件』を、OB会総会の議案とするかどうか議決を取る。可決するのであれば幹事の皆さんには、その覚悟と責任を持ってもらいたい。埼玉県教育環境整備基金はふるさと納税のひとつであり、非常にメリットの大きい制度。寄付者の実質的な負担は、寄付額のうち2000円だけ。残りは住民税の前払い分として控除が受けられる。幹事を中心に、このメリットを同級生へ周知する活動をしてもらわなければならない。その第一歩として、OB会員の名簿の整備が急務となる。同級生どころか上下の学年も整備してもらう必要が出てくる」と、幹事に対して厳しい要求がなされた。直後に、今井議長により採決がとられたが、幹事から反対意見はなく大きな拍手で可決され、この件は21年1月に行われるOB会総会に諮られることとなった。

 今回の幹事会は、昨年よりも出席者数が増え1時間30分にわたり熱心な議論が交わされ、有意義な会議となった。20年度幹事会は、本年12月(日時未定、決定しだい当HPで告示する)に第2回が予定されている。「グランドの人工芝化」については、2回目でも多角的に検討を重ねる。なお今井会長の「幹事会の感想」は、会長ブログをお読み下さい。今回欠席された幹事へは資料をメールで配布するので、メールアドレスを「登録情報変更」欄から登録して下さい。

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