4校交流戦は50歳以上が優勝、49歳以下は惜しくも2位

2020年11月3日(火・祝日)、第20回浦和4校サッカー部OB交流会がさいたま市立浦和南高で8時00分から開催された。秋晴れの暖かな日差しのもと、県立浦和高、市立浦和高、浦和南高、西高のOBたちが、熱戦を繰り広げた。結果は、50歳以上チームが市立浦和高を破って優勝し、3位は浦和南高、4位は県立浦和高。49歳以下チームは、決勝戦で県立浦和高に敗れ2位に終わり、惜しくも2冠とはならなかった。なお49歳以下は、3位が浦和南高、4位が市立浦和高だった。

 朝方まで雨が降っていたが、開会の8時には晴れわたり絶好のサッカー日和になった。西高の参加者は、49歳以下が23人で50歳以上が21人と、幹事校であった去年に続き40人を超え、過去最多となった。特に黛俊行・元監督(1974年卒)の教え子たちが、今年35歳になったということで多数参加してくれた。また、仲西駿策・元監督と1950年の創部時にコーチをして下さった小川時雄氏も激励に来てくれた。

 交流戦は50歳以上チームは20分間の試合。仲西元監督が見ていることもあり、50代チームは気合が入った。西高は、1回戦で浦和南高を1対0で下し、決勝へ進んだ。決勝戦は市立浦和高との対戦となった。互角の攻防の中で西高は、鈴木圭氏(1985年卒)のロングシュートが決まり、先制点を上げる。鈴木氏のシュートは、早稲田大学ア式蹴球部で主将を務めただけあってパワーにいささかの衰えも見られない、豪快なひと蹴りだった。その後は、西高DF陣が市立浦和高をオフサイドトラップにかけるなど、巧みに守って得点を与えず久しぶりに優勝を成し遂げた。

 49歳以下チームは25分間の試合。西高は1回戦で、小池創氏(2004年卒)と佐藤広崇氏(1999年卒)が得点を上げ、浦和南高に2対0で勝利し決勝戦に進んだ。勝てば2冠と西高ベンチは盛り上がったが、決勝戦は県立浦和高校にやや攻め込まれ、西高が耐える展開になった。試合時間も20分を過ぎ、両チームとも得点を奪えず引分けで両校優勝か、ということが頭をかすめた瞬間だった。西高がDFラインからパスをつなごうとしてミスが出る。これを県立浦和高に奪われ、ペナルティーエリアの右サイドから強烈なシュートを打たれしまう。西高GK宮内裕紀氏(1986年卒)がセーブして何とか防いだが、こぼれたボールを県立浦和高に詰められ失点してしまう。その後、西高も必死に攻めるが、無情にもタイムアップの笛が鳴り2冠の夢は断たれてしまった。

 西高は昨年は幹事校で、ホームグランドでの大会開催にもかかわらず優勝できなかった。当HPで「来年こそは久しぶりに優勝したいので、OBの皆様の参加を今からお願いする」と呼びかけたが、今年これに応えるかのようにたくさんのOBが参加してくれた上、良い成績を上げられのは何よりうれしいことであった。来年は2冠を達成したいので、今年以上に多くのOBの参加をお待ちしています。

 なお、例年女子高校生と行っていたエキジビジョンマッチは、今年は各校の60歳以上選手で2チームを構成して実施した。西高からは野間薫副会長(1974年卒)と栗原鏡成氏(1977年卒)の二人が出場した。3位決定戦と決勝戦の間には、幹事校である浦和南高がサッカー部の活躍を讃える記念碑を建立したので、その除幕式が行なわれた。田嶋幸三・日本サッカー協会会長(浦和南高OB)や村井満・Jリーグチェアマン(県立浦和高OB)というサッカー界の重鎮が駆けつけ、お祝いに花を添えた。

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