2月26日、入試が行われる。西高の倍率は県内7番目に降下

 2021年2月26日(金)、県内公立高校の入学試験が行われた。合格者の発表は3月8日(月)の午前9時。

 2月22日(月)に埼玉県教育局が発表した入学志願者数の確定値を見ると、西高は入学許可予定者358人に対し確定志願者が495人(前年554人)で、倍率は1.38倍(前年1.55倍)だった。全日制普通科での倍率は、県内2番目だった前年から7番目に下がってしまった。各校により入学許可予定者数に違いがあるので志願者数を比較すると、西高の志願者495人は、浦和第一女子高(入学許可予定者358人)と並び、県内3番目の多さだった。ちなみに、倍率1位は市立浦和高(入学許可予定者240人)の1.90倍、2位が市立川口高(入学許可予定者280人)の1.73倍、3位が川越南高(入学許可予定者358人)の1.67倍。志願者数は1位が伊奈学園総合高で834人(入学許可予定者675人)、2位は川越南高の599人だった。

 なお、英語と数学の2教科では、全校同一の通常の問題とは別の、応用的な内容の「選択問題」が出題されている。これは、全校同一の問題では上位校で得点に差がつきにくくなっていたため2017年の入試から導入されたもので、西高を受験する場合は、この2教科は「学校選択問題」に回答しなければならない。

 西高への進学を志願する中学生495人というのは、2年前に比べ100人近く減ったことになる。中学卒業予定者数が減少していることを考慮しても、志願者が他の公立高校へ移ったのは明らかである。これは同時に、サッカー部への入部希望者も他校へ流失したことを意味する。今年の入学志願者の動向を見ると、志願倍率上位校は、4位の市立川越高(1,64倍)を入れると、近年になり新しい校舎を建設した高校が並んでいる。中学卒業生が減少し、公立高校志願者がさらに減っている中、各校とも教育環境の整備が求められていると思われる。西高では「グランドの人工芝化」(練習環境の整備)を実現しないと、進学を希望する中学生およびサッカー部入部希望者が減少する可能性が高くなってきた。

 

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