1月3日(月)、現役・OB/OG交流試合(初蹴り)と総会を実施

 2022年1月3日(月)9時から西高グランドで、「初蹴り(現役・OB/OG交流試合)」が、行われ、創部から73回目となるシーズンがスタートした。今井敏明OB会長から「西高としては昨年は後一歩というところで結果を出せなかった。この悔しさを忘れず、昨年以上の成績を上げるため、今日からスタートしてほしい」という激励の挨拶の後、現役男子(125人)女子(21人)とOB(92人)OG(31人)による交流試合が行われた。近年、参加者が200人を超える規模になったこともあり、2015年から交流試合はハーフコートでの9人制の試合に変更されていて、今年も同様の方式で行った。

 中締めでは、小川時雄・初代コーチ(90歳)が今年も元気な顔を見せてくれたので、小川元コーチの日本サッカー協会功労章受章を参加者全員で祝った。その後、黛俊行・元監督(現在、日本サッカー協会理事・審判委員長)から、「新年に初蹴りがあることはOBにとっては忸怩たる思いがある。自分たちが高校選手権に出てから49年になる。もう一度、選手権に出てほしい」という叱咤が飛んだ。仲西駿策・元監督からも「西高には自分たちで試合を支配するポゼッションサッカーをしてもらいたい、と市原監督にお願いした。ポゼッションサッカーで、西高を全国のトップへ戻してもらいたい」と、厳しい要求が出された。酒井昌弘・前女子サッカー部監督からは「男子の指導者もやり、男子には全国に、女子には8回関東へ連れて行ってもらった。また、いい思いをしたいので(全国大会や関東大会へ)連れて行ってほしい」という、暖かい言葉がかけられた。

 OBや元指導者からの激励に対し、男子サッカー部の宇都宮良偉(らい)・新主将からは、「自分は、一昨年、去年と選手権予選に出してもらったが、結果を出せなかった。キャプテンとしてはまだまだ頼りないかもしれないが、去年を上回る結果を残せるよう頑張っていきます」と意気込みが語られた。女子サッカー部の武田みつき・新主将からは、「今月から始まる新人大会で優勝できるよう、頑張りたい」という具体的な目標が語られた。その後、現役男子Aチームと若手OBで編成した選抜チームとでフルコートの試合を行い、参加者全員で観戦した。試合は現役が1対0で勝利した。

 初蹴り終了後は、50周年記念館の会議室に移動してOB会総会が開催された。今井会長を議長に選出した後、第1号議案2020年度事業報告、第2号議案2020年度収支報告、第3号議案2021年度事業計画案、第4号議案2021年度予算案まで順調に承認された。その後、報告事項に移り、21年総会で第6号議案として可決された「西高グランドの人工芝化の請願」について、進捗状況が今井会長から報告された。今井会長が利根川・西高校長に会い、「西高グランドを人工芝化してもらいたい」と願い出たところ、利根川校長は快く受け止めてくれて、埼玉県と交渉をしてくれた。ただ埼玉県からは、「埼玉県教育環境整備基金(ふるさと納税)」を使って3年間で6,000万円を集め人工芝グランドを作るというOB会の考えに対し、「6,000万円では人工芝グランドを作ることはできないのでは」と否定的な見解が示された、ということであった。その後、若手OBやOGを含め、参加者からさまざまな質問や意見が出た。開会から1時間30分近く時間が経過したこともあり、近々、常任幹事会を開いて、「人工芝化」についてさらに検討することとし、22年総会は閉会した。

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