若手OB交流会は、同勝点で2位に終わる

 2019年2月17日(日)、第10回浦和4校サッカー部若手OB交流会が、さいたま市の浦和南高で開催された。2月にもかかわらず穏やかな晴天の下、浦和高、市立浦和高、浦和南高、西高の40歳以下の若手OBたちが総当りのリーグ戦を行った。昨年、参加者0人だった西高は、今年は4校で最も多い20人が参加してくれた。結果は、西高、浦和高、市立浦和高が2勝1敗で並び、得失点差で浦和高が1位、西高が2位、市立浦和高が3位、浦和南高が4位という結果となった。

 初戦の市立浦和高戦は、20代前半のOBを中心にメンバーを組んで戦った。試合は一進一退だったが、西高GKの頭上を狙った市立浦和高のループシュートが決まってしまう。西高も1点を追って必死にゴールに迫るが、FWがオフサイドにかかったりして、なかなかシュートに持ち込めなかった。試合時間が15分と短いこともあり、市立浦和高に0対1で逃げ切られてしまった。

 第2戦の対浦和高戦、対戦相手の浦和高が連戦になったこともあり、西高が優勢に試合を進めたが、西高はなかなか得点を奪うことができなかった。0対0で引き分けかと思われた終盤、渡辺翔吾君(平16年卒)が左サイドを豪快に突破し、グラウンダーのセンターリング。ニアサイドに小倉聡一君(平16年卒)が飛び込み、ディフェンスを引き付けてつぶれ、ファーサイドに流れたボールを細田圭君(平18年卒)が右足のキックフェイントで切り返して左足でシュートし、西高に待望の得点が生まれる。その後は、西高が虎の子の1点を安定した守備で守り抜き、1対0で「4年ぶりの」1勝を手にした。

 第3戦の対浦和南高戦、西高は用事で帰らなくてならないOBがいたこともあり、1、2戦のメンバーをミックスして戦った。しかし、試合は開始から南高の執拗な攻撃に苦戦を強いられた。押される展開の中、試合中盤、黒崎直樹君(平20年卒)が左サイドからドリブルで相手ペナルティエリア内に果敢に仕掛け、一旦は相手ディフェンスに阻まれるも、こぼれ球を黒川瞭君(平27卒)が右足でゴール。その後、小池創君(平16年卒)が出した縦パスに反応した細田圭君が抜け出し、左足でゴールの右サイドネットに強烈なシュートを突き刺し、南高を2対0と突き放した。終盤、南高の猛攻を受け1点を献上したが、西高は2対1で2勝目を手にした。

 この結果、浦和高、西高、市立浦和高の3校が2勝1敗勝点6で並んだが、得失点差が浦和高+3、西高+1、市立浦和高±0となり、西高は残念ながら2位で終った。来年はもっと多くの若手OBに参加してもらい、戦力を一段上げて優勝を狙いたいものである。

カテゴリー: ニュース パーマリンク