仏2部に挑む、石山凌太郎選手の壮行会が開かれる

 2019年12月14日(土)、さいたま市内でフランスリーグ 2部のACアジャクシオと契約した現3年生・石山凌太郎選手の壮行会が開かれた。OB会からは今井敏明会長が出席し、「西高の代表としてフランスで頑張ってもらいたい」と激励のあいさつをした。

 1993年にJリーグが発足して以来、日本でプロ選手生活を経ずに欧州5大リーグ(イングランド、スペイン、ドイツ、イタリア、フランス)の1部ないし2部のチームと契約を結んだのは、伊藤翔選手(現・鹿島)、宮市亮選手(現独2部・ザンクトパウリFC)、伊藤達哉選手(現ベルギー1部シントトロイデン)に次ぎ、4人目という快挙である。

 ただし5大リーグは、その経済規模だけでなく競技レベルもJリーグを上回っているようで、先行した3人の選手は5大リーグの1部チームでの出場はあるものの、レギュラーに定着はできなかった。テクニックと優れた戦術眼を評価され、ACアジャクシオと契約に至った石山選手には、Jリーグを経ずに5大リーグの1部チームでレギュラーに定着する最初の選手になるという、大成功を納めてもらいたいものである。頑張れ石山選手!

 なお石山選手は、21年6月までに規定の出場時間をクリアーすれば、プロ契約に移行する。プロ契約を結んだ場合は、FIFA(国際サッカー連盟)の規定によりACアジャクシオから石山選手が満12歳以降に所属した全てのチームへ、育成費が支払われる。

 

 

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